こはくのひとり処

小説を書く限界腐女子オタクが日々思ったことについてひとりごとを溢していく処。

そのフィルター強過ぎない?って話

 

もう暑いやんけ。

こんばんは、こはくです。

 

常々思っていること。

もう何十年も昔から、

腐女子界隈、二次創作界隈において

カップリングの表記問題」だったり

「リバ要素問題」だったり

受けと攻め、貴方はどっちのカプなんだい?って

問われ続けてきたわけです。どのジャンルでも。

ジャンルやキャラクター、

またそこの沼にお住まいの方々の空気によって、

リバなんて無理〜沼違いですってところだったり

どっちでもいいですよ~ってところもあったり

その沼内でも日々論争が繰り広げられていたり

いろいろな環境をお邪魔させて頂いて来ました。

 

私は、実は自分でも自分の趣向がわかっていなくて

リバもいける!全然いける!っていう二人もいれば

リバでもいいけどどっちかというとこっちがいいなとか

これは絶対こっちが受けこっち攻めっていう二人もいて

基本は取り敢えず「面白そうなら読む」姿勢でいます。

あとその作品がどんなお話かにもよりますよね。

 

要するに、私が知りたいのは

セックスってどれくらい重要なんでしょうか。

 

実は私はあまり重要視していなくて。

それは同性同士でも異性同士でも同じなんですけど、

推しカプの性的な触れ合いの役割って

実際みなさんって何処まで考えているんでしょうか。

考えてないから駄目なんだとかそういうことではなく

ただ単に私の興味です。

 

例えば、今私が主に書いている二次作品のカプだと

あまりそこは重要だと考えていなくて

別にそういう触れ合いとか表現がなくていいとも

思っているんです。

「便宜上」受けと攻めの表記をしているだけで、

それがセックスにおけるバイアスになっているとは

私は全く考えて書いていないんですよね。

 

例えばABという表記なら

「Aが攻め、Bが受け」であって

AがBを抱くわけですよね。

BがAを抱くなんてあってはならない訳ですよね。

私は「AがBを抱くからAB」とは考えてないんです。

上手く言えないんですけど、

このお話では精神的にAがBを受け止めてくれるから

ABかなって思って表記します。

あくまで対等です。役割を与えていません。

 

そもそも恋人に「役割」っているんか……?

恋人同士でも「仕事」しないといけないのか?

 

わかんないです。わかんないですよ。

そもそも当事者にとってはそれを「役割」って

思っていないかもしれないですもんね。

でも例えばそれを傍から見た私たちが

あなたこっちですよねあっちですよねって

言ってしまうことこそが、

無責任に仕事や責任を宛がっているような気がして。

なんか、うーん。色々考えてしまいます。

 

 でも読んでくださる方やそのジャンルを

好きな方にとっては死活問題なわけですよね。

だから何十年もこうやってあちこちで

学級会が開催されているんですよね。

私、この学級会も好きじゃないです。

 

あ。ちょっと一ついいですか。

私、今書いているジャンルで

その界隈が盛り上がり始めたての頃に

よくわかんないんですけど

よくわかんないんですけど発起人みたいな方々が

公式さんに迷惑がかからないように

あとそういう趣味のない方が

誤って検索してしまわないようにって気遣いで

「このタグを使いましょう」って

結構大々的に拡散なさっていたと思うんですけど、

今そのタグ使っている方めちゃくちゃ少数派

なんですよね。

え、どうなったんですかね。

私も長いものに巻かれろスタイルで

そのタグを使うようにしていたつもりなんですけど

もう違うんですかね。

ていうかこの発起人さんはどうした。

 

で、話戻りますけど

カプにおける恋人の「役割・仕事」の話。

 

恋人って言ってもそれこそ多種多様な

在り方があるじゃないですか。

多種多様あるのに

どうしてみんな一度は

「セックス」のフィルターを通して見るのかなあ

って思うんです。

二次元でも三次元でもよく聞きませんか。

 

「じゃあお前あいつとセックスできんの?」って台詞。

 

めちゃくちゃナンセンスだと思うんですよね。

それってどのくらい重要な問題なの?って。

まず聞くのそれなの?って。

というか、できなかったら駄目なの?何が駄目なの?

できたらいいの?なんでいいの?

 

これ私が思考をこじらせているだけなんですかね……。

ぜひいろんな方のご意見を聴きたいですね……。

 

因みに昔付き合っていた恋人が

とてもそういう性的接触を好む奴だったんですけど

私は嫌だから余所でしてくれって言ったら

「俺のこと好きじゃないの?」って返されたんです。

その質問で好きじゃなくなりました。

でもその奴とは別れたあとこそあっけらかんと

色々恋愛観だったりを話すような仲になり、

よく昼休みとか大学の食堂で

二人で下世話な話などをしておりました。

奴はこの人とならセックスできるかどうか

に重きを置いている人間で、

 

「この間いい雰囲気になった同じ学部の女の子と

そのままセックスして

その日はその子の家に泊まったんだけどさ、

朝起きたらその子に男から電話かかって来たの。

誰って聞いたら旦那って。聞いたら子供までいて。

よく見たら写真立てに

夫と子供の写真があったんだよね。

流石に冷汗かいたわ。旦那に刺されるかと思ったわ。

なんで俺と寝たのかなあ?女ってわっかんねえなあ~」

 

とか普通に私に相談する奴なんです。

私この話聞いた時ゲラゲラ笑ってしまったんですけど

奴にとっては恋愛にセックスは欠かせないし、

そういう行為をするには必ず愛を持って及ぶわけです。

それが微々たる軽い一日用の愛だとしてもね。

その瞬間は

全力でその相手のことを愛しているそうです。

私にとっては奴の方がわっかんねえなあ~です。

 

セックスって要は

恋人同士の数あるコミュニケーションの一つであって

恋人同士の必須科目ではないですよね。

免許証でも身分証明書でもないですよね。

 

なんとなく私は

みなさんが推しカプについて自論を繰り広げる時

一体何処まで考えて

受けだの攻めだの仰っているのか気になります。

 

それってセックスのフィルター通してないですか?

 

 

今宵のBGMは

浅井健一さんで「危険すぎる」でした。

ごきげんよう