こはくのひとり処

小説を書く限界腐女子オタクが日々思ったことについてひとりごとを溢していく処。

いま「親」が家にいる、という状況

 

最近真夜中に考えること。

 

テレワークだとかリモートワークだとか外出自粛だとか出社人数8割削減だとか、それは勿論正しいことなんだろうけれど、いつも、普段なら居ない時間に「父親」や「母親」と顔を合わせなければならなくなった「子供」たちのことを考える。

毎日家にいる父親、毎日家にいる母親。家で仕事をする父親、家で仕事をする母親。「顔を合わせなくて良かった時間」に家にいる親。

自分は休校で学校に行けない。外出自粛しなければならないから友達とも会えない。店が閉まるからバイトにも行けない。家にいるしかない。親がいる家にいるしかない。毎日が週末な気分。いつもと同じはずだった毎日が、おかしな方に変わってしまった毎日。普段居ない人が普段居ない時間に居る。世間では休校で子供が家に居る親の苦労を連日報じているけど、そのストレスって決して親だけが感じているものじゃない。

 

この期間に苦しい思いをしている「子供」のことを考える。私は、世の中の子供がみんな親を敬い感謝し愛していると思って欲しくない。この期間、どこにも逃げ場がない子供がいる。ウイルスよりも凶悪なもので死にそうになっている子供がいる。マスクがなんだ。10万がなんだ。ロックダウンがなんだ。そう思ってしまって何が悪い? 逃げ場がない今日の自分のことだけを考えて何が悪い? 世界は今自分のことばかりで忙しい。誰も小さな個々の日常と、そこに纏わる性善的で耳障りのいい一般論には疑いを抱かない。

 

もしも自分がそんな「子供」の立場だったら、この世には絶望しかないんだって諦めるんだろうなと思わずにはいられない。人は未知のウイルス以外でも簡単に死ぬ。3密を避けた結果、心はいっとう窮屈な所に押し込められるんだろうなと思う。

 

どうか君よ。死んでくれるな。私はとっくに成人済みのただの片親で育ったオタクだ。怪しい宗教やスピリチュアル系の人間じゃないし政治の話もてんで苦手だ。話の中身なんて別に何でもいいさ。もしどうしようもなくなったら、取り敢えずくだらない話をしよう。未来と夢と好きなものと今食べたいものの話でもしよう。私はマックが食べたい。

 

琥珀(589)のマシュマロ

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